第1回 2024年9月9日(月)18:30~ 居酒屋 うちやま
参加 4名(K.O D.K Y.K Y.K)
重陽の節句。第1回は「居酒屋 うちやま」という麻布台ヒルズにある店です。重陽の節句の宴を思い立ち、“登高”しなければならないので、ヒルズ(小高い丘)限定でさがして見つけた店です。しかも、菊酒をいただかなければならないので、日本酒のペアリングが決め手になりました。事前に連絡して、刺身用の小菊を人数分用意していただき、無事に菊酒を堪能できました。庚申待ちは年に6回ありますが、重陽の節句は年に1回で、しかも、登高、菊酒とハードルが高いので、この店に感謝です。カウンターと個室のある、ビルのレストラン街特有の店構えでしたが、我々4名は、カウンターの端に設けられた、対面の4席に案内されました。カウンターとテーブルのマリアージュという変わった席でしたが、4人で楽しく語り合え、店の雰囲気も感じられるので、楽しく過ごすことができました。料理は、日本酒のペアリングに合わせたような、あて、つまみ、肴と呼べる様々な品が出てきました。居酒屋というスタイルなのか、鰺フライが推しのようで、実際美味しいのですが、少々上品な揚げ物でした。タルタルも優しく、ガッツリ系ではありません。日本酒は、どれも料理にあっていて、すべてに菊を浮かべてしまったので、本当の香りがわからなかったかもしれません。まあ、日本酒音痴の身なので、無問題ですが・・・。重陽の節句は、家族や知人の健康と安全を祈念するため、登高して思いを遠くへ届け、薬になる菊を酒に浮かべて酌み交わす宴です。本邦では廃れてしまった節句を、これからも毎年続けていきたいと思いますので、庚申待ち同様、奮ってご参加いただければ幸いです。第1回目の宴は、参加者の皆さんのおかげで、心和やかに、楽しいひとときを過ごせることができました。ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。